弁護士費用は自由化されていますので、法律事務所によって異なります。
ですから同一地域の中でも弁護士費用が高い法律事務所もあれば、安い法律律事務所もあります。
また、地域でも高い地域と安い地域があります。
なかでも東京は日本一弁護士費用が高い地域です。
東京は法律事務所の数も多く、弁護士も過剰気味で、激戦区ですから弁護士費用も安いように思われがちですが、実は日本一弁護士費用が高い地域なのです。
このページでは、東京の弁護士費用がどれくらい高いかを具体的に事件ごとに表したいと思います。
ここで書いているのは筆者が各都市の弁護士に聞いたことや、各法律事務所のホームページの弁護士費用の内容からの情報ですので、それが絶対ということではありませんので、その点はお気を付けください。
全国セミナーでの出来事
筆者は2013年4月から5月にかけて、東京、名古屋、大阪、福岡、札幌の5都市で弁護士向けのマーケティングセミナーをしました。
そこで地方に行ったときに「東京の弁護士はこんな感じでマーケティングをしていて、何も知らない消費者はこんなに弁護士費用が高いのに依頼するんですよ」とある法律事務所を例に話しました。
するとある地方の先生が「自分の地元なら、いいとこ50万円ですね」と言ってきました。
例えば、痴漢で逮捕されて私選弁護士を依頼した場合、東京ですと相場はかなり高く100万円くらいです。それがその先生の地元なら50万円だということです。
地方と言っても上記に書いた通り大都市周辺であるのですが、これには驚きました。
このサイトの弁護士費用の相場も地域ごとに作らないといけないかと真剣に検討しています。
感覚的なことになってしまいますが、先にも書いた通り刑事事件の差が最も激しいようです。
次に離婚関係です。
意外と相続やその他民事ではそれほどの差は感じませんでした。
離婚以外の民事は、どの地域も旧報酬規程ベースで、それ以上に設定するようなことはないようです。
今回は、私の感じた感想ですが、今後もこの地域間格差は、様々な弁護士の先生にご意見をもらいながら、ブラッシュアップしていきたいと思います。
最後に私の感じた東京の弁護士費用が高い理由を説明したいと思います。
東京の弁護士費用が高い理由
なぜ東京の弁護士費用が高いかというと、これは私の見解ですが、ズバリ「そこに需要があるから」だと思います。
当然お金持ちがたくさん集まっていて、高額所得者が多く、本社が多くある東京は、何でもモノの値段が高いです。
ですから、高くてもそれなりに需要はあるのです。
また、どの法律事務所がいいかなどは一般の消費者は判断できません。
広告が頼りで、立派なビルに入居していて、所属の弁護士が多ければ、立派な法律事務所と思うのも無理もありません。
当然、法律事務所は広告宣伝費はかかるし、家賃も高くなります。そして人件費もかかります。
結果、弁護士費用を高くしないと事務所経営が難しくなります。
ここで「でも競争しているのだから安くなるだろう」という疑問を持つ方もいるかと思いますが、弁護士費用の相場なんて一般の方はわかりません。
あえて、競争して価格を下げる必要はないのです。
むしろ「当法律事務所は24時間体制でスペシャリストを揃えています。依頼に対しては専任の弁護士を割り当てます。だから当法律事務所の弁護士費用は他の事務所に比べ高いのです」と言い切った方が、一般消費者の受けは良いのです。
これがマーケティングという魔法です。
選ぶはお客様ですので、お客様の意思が最優先されますが、私は何社かの法律事務所の無料相談を受けて判断された方がよいかと思います。
東京でも相場なみの法律事務所は数多くあります。派手な広告や立派な外見で判断せず、無料面談を受けてみて比べるのがよいと思います。
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