ネット広告かテレビ広告かは忘れてしまいましたが、法律事務所の少し気になった広告がありましたので、一般の消費者が間違わないようにここで少し話します。

交通事故の弁護士の広告

交通事故の弁護の広告だったと思いますが、広告の最後の方で「交通事故の相談は相談実績〇万件の〇〇法律事務所まで」というような広告文がありました。

そのとき私は、この広告文だと一般消費者はこの法律事務所は交通事故の相談を〇万件も受けている法律事務所なんだ、と間違わないだろうかと思いました。

この法律事務所の相談件数〇万件とは、過払い金返還請求など大々的に広告していた債務整理の相談件数も累計してのことで、交通事故で〇万件の相談はないだろうと思いました。

相談件数とは

以前の記事にも書きましたが、相談件数〇万件とは、通販の販売実績〇万個といって安心してもらい購入させようとする広告のセオリーを応用した広告文ですから、その広告文で安心してもらうのはよいのですが、このように誤認されるような全体の相談件数を交通事故専門の広告で表示する方法は問題があると思います。

それにこのような相談件数の使い方をしているのであれば法律事務所の広告はどんどん信頼されなくなっていくと思います。

弁護士業界の中には広告にかなり批判的な弁護士の方や、そもそも弁護士がマーケティングをすることに批判的な人が多くいます。

私は弁護士にマーケティングを教えていますので、弁護士マーケティングに関しては後ほどきちんと書きたいと思いますが、何も知らない一般消費者に誤解を与えるようなマーケティング手法は問題があると思いますし、すべきではないと思っています。

ですからこのようなまぎらわしい広告にはお気を付けください。

しつこく言いますが、弁護士を選ぶ際には実際に弁護士と会って相談して、依頼するかどうかを決めることをお勧めします。

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