このページでは刑事事件で紛らわしい弁護士費用の書き方をしている法律事務所がありましたので、その書き方の例を提示し、注意していただきたい点を解説いたします。
このページの最後まで読んでいただき、このような刑事事件の弁護士費用の書き方には注意してください。
※実際の記述をコピーして提示することはできませんので、イメージがわかるようにアレンジしておりますので、ご了承ください。
相談料
対象 | 金額 |
---|---|
逮捕された方 | 無料0円(初回30分まで) |
逮捕・勾留中のご家族の方 | 無料0円(初回30分まで) |
警察の取り調べを受けた方 | 無料0円(初回30分まで) |
上記以外の方 | 30分5,000円(税抜き) |
逮捕され弁護士をお探しなら、通話料無料0120-xxx-xxxまでお気軽にお問い合わせください。
成功報酬
結果 | 金額 |
---|---|
不起訴 | 60万円 |
罰金 | 40万円 |
執行猶予 | 20万円 |
実刑(求刑の8割以下) | 20万円 |
実刑(求刑の8割を超える場合) | 無料0円 |
勾留阻止 | 10万円 |
示談(1名につき) | 10万円 |
※成功報酬は上記の結果が得られて場合に発生する費用です。上記の結果が得られなかった場合には
成功報酬は無料0円となります。
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具体的なケース【痴漢・罰金】
痴漢で逮捕され、示談をせずに罰金刑で済んだ場合の成功報酬は
総額40万円となります。
(成功報酬詳細)
罰金 | 40万円 |
---|---|
勾留阻止 | 0円 |
示談 | 0円 |
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具体的なケース【痴漢・不起訴】
痴漢で逮捕され、被害者と示談を成立させ不起訴となった場合の成功報酬は
総額70万円となります。
(成功報酬詳細)
不起訴 | 60万円 |
---|---|
勾留阻止 | 0円 |
示談 | 10万円 |
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具体的なケース【傷害事件・不起訴】
傷害事件で逮捕され、被害者と示談を成立させ不起訴となった場合の成功報酬は
総額80万円となります。
(成功報酬詳細)
不起訴 | 60万円 |
---|---|
勾留阻止 | 10万円 |
示談 | 10万円 |
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着手金
内容 | 金額 |
---|---|
簡単な事件 | 20万円 |
通常の事件 | 40万円 |
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内容 | 金額 |
---|---|
身柄勾留事件 | 20万円を追加 |
被害者のいる事件 | 20万円を追加 |
ポイント
1.相談料の箇所は特に問題ありません。
相談料0円はポイントになりますので、大きな文字や赤字で表示するのはごく一般的かと思います。
2.着手金の前に成功報酬が書かれている場合は注意
刑事事件の場合、過払い金返還請求のように弁護士費用は成功報酬だけではありません。着手金がかかります。
成功報酬の総額と書かれていても、それは成功報酬のことで別途着手金がかかることも確認してください。
3.着手金の追加の項目に注意
着手金の追加の横の「詳細を表示」をクリックすると、着手金に追加される項目が表示されます。
このようにクリックしないと内容が表示されない場合もありますので、気を付けてください。
これは刑事事件に限ったことではありません。離婚などでも同様にボタンをクリックしないと内容が表示されないように、たたんでいる事務所があります。注意してください。
結局、具体的なケースの最初の【痴漢・罰金】では、成功報酬は総額40万円と書かれていますが、それに着手金40万円、身柄勾留事件20万円、被害者のいる事件20万円が追加され、弁護士費用の総額は120万円となります。
このようにページの最後まで詳しく見ないで、上記の具体的な事例だけの総額40万円だけを見て相談することの無いようにしてください。
お医者さんの前で断れないのと同じで、成功報酬が総額40万円なら相談してみようなどと電話し、弁護士が親切に対応してくれて120万円ですと言われてもなかなか断ることはできません。
しっかり弁護士費用を確認し、もしあなたの考えと違っていたら、その場で契約しないでください。と言っても刑事事件の場合、早く弁護士に依頼しなければと、依頼してしまうのも仕方がないことだと思います。
ですから、ページはしっかり読んで後悔しないようにしてください。
刑事事件の場合、弁護士費用の他にも被害者との示談金もプラスされます。その点も忘れず、弁護士を選んでください。
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