以前は法律事務所が見積書を出すなんてことはあまりありませんでしたが、今は見積書を出してくれる法律事務所が多くなってきました。
このサイトで何度も書いていますが、弁護士費用は高額になります。
家の外装塗装、リフォーム、車など、高額な商品を買うときに、多くの方はお店から見積書を出してもらっていると思います。
弁護士に依頼するのも同じです。
見積書を出してもらうようにしましょう。
弁護士もいろいろ、今は昔と違う
今は昔と違い、かなりの法律事務所で見積書を出してくれます。
とは言っても、今でも見積書を出してくれない法律事務所もあります。
しかし、私の知っている弁護士は、「うちでは見積書を出すようにしている。むしろ、他の法律事務所の法律相談も受けて、十分検討してから自分の法律事務所を選んで欲しい」と言ってました。
その弁護士は、その分野ではかなりの自信がある様でした。
見積書を出してもらったら、面談の後で見積書の裏に弁護士の印象などをメモしておくとよいでしょう。
そして可能であればいくつかの法律事務所の法律相談を受けるとよいでしょう。
そうすると、この弁護士よりは以前法律相談した弁護士の方が合っている、などと比べて選ぶことが可能になります。
弁護士もいろいろです。あなたに合った弁護士の選び方のひとつは、いくつかの法律事務所に相談することです。
そして見積書を出してもらい、自分にあった弁護士を選んでください。
見積書は弁護士を比較するため
『見積書を出してもらいましょう』とアドバイスすると、「見積書をもらうのは一番安い法律事務所を選ぶため」と誤解する方がいます。
弁護士費用が一番安い法律事務所が一番あなたに合う弁護士ならよいですが、弁護士費用の安さだけで決めるのはあまりお勧めしません。
相場よりもべらぼうに高い弁護士もお勧めしませんが、弁護士費用の1割から2割程度の違いはあまり気にせず、信頼できるあなたに合った弁護士を選ぶのをお勧めします。
それは、弁護士費用のことをよく理解していればわかりますが、ある程度余裕をもって高めに見積もりする弁護士、最初の見積もりは低額で何かあった場合は後から追加すればいいと考えてる弁護士など、弁護士もいろいろだからです。
ですから見積もり段階での1割から2割の違いはよくあることです。
値段の安い弁護士を選ぶために見積もりをしてもらうのではなく『自分に合った弁護士を選ぶために見積書をもらう』というように考え、法律相談を受けた方がよいと思います。
見積書をもらってやってはいけないこと
最初の弁護士から見積もりをもらい、次の弁護士にその見積書を見せて値段交渉しようとする方がいますが、これはもっともやってはいけないことです。
なぜかというと、弁護士サービスは家電製品や自動車とは違い、同一のものではないからです。
家電製品であればどのお店で買っても同じ製品ですが、弁護士サービスは異なります。
ですから他の弁護士からもらった見積もりを見せて法律相談を受け、値段交渉するのはあまりよくありません。
逆に見積もりを見せて「それなら私はそれより安くしますよ」という弁護士はどうでしょうか?
少し信用できませんよね。
ですから前の弁護士からもらった見積書は見せずに、同じように法律相談をしてもらい、そのうえで見積もりを出してもらいましょう。
そして、家に帰って、見積もりを比べてみるのです。
そうすると、こっちの弁護士はこんな感じで、あっちの弁護士はあんな感じで、と思い出しながら見積もりを比べることができると思います。
そして、どちらの弁護士もあなたに合いそうだと思ったら、弁護士費用で決める、見積もりの内容で決める、など、あなたの弁護士を選択する優先順位で決めればよいかと思います。
その結果、見積もりは少し高かったが、こっちの弁護士を選ぶ、ということもあるかもしれません。
安物買いの銭失いにならないように、見積もりをもらい慎重に弁護士を選んでください。
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